読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

のほほんほわほわ

植物擬人化小説『ラベンダーさん』が読めます

大火くん「ねえいっくん、将棋やろうよ!」

パズルちゃん「いっくーん」

ブラックくん「いっくん!」

赤オニちゃん「えへへ~」

おーちゃん「ががががが」

 

ちょっと待ってみなさん。

あなたたち、まったく別の遊びをしているじゃありませんか。

同時に話しかけないでください。いっくんはひとりしかいませんよ~。

 

忙しい忙しい。

今日はシャチくんが利用しない日でよかった。

 

今日あったできごと。

妖精ちゃんがなぜか泣いていたこと。

(大火くんは関係ない。妖精ちゃんはよく泣く)

 

ぼくがふとなぜか部屋の隅を見ると、

小学5年生でダウン症のもんもんくんが

一番なついている1年生のブラックくんの顔や頭を

一気に何度も殴っていたこと。その前のやりとりは分からず。

こんな光景初めてみた。ビックリ!

も~うもんもん! 暴力はバツって毎日叱られているでしょ!

そんなんだから最近ブラックくんから「もんもんキラい」

って言われるのよ! 泣いちゃったじゃない!

と言ってももんもんくんはまだ理解できないけど……。

でもおやつの時間にはなかよくとなり同士で座っていた。

もんもんくんの成長段階は、幼稚園に入る前の子ぐらい。

それに対しブラックくんの成長は全然早い。

本当に発達障害なのかと疑いたくなるほど健常者に近い。

去年の12月までは力の加減がわからない

もんもんくんに首を絞められたり、のしかかられたり

とすれちがいの暴力を受けていたブラックくん。

苦しいとかイヤだと自分でも言うことができなかったが、

最近、どうももんもんと遊ぶと痛い想いをする。

痛いのは苦しい、苦しいのはイヤだと認識するようになってきて、

「もんもんキラい」と心の距離が離れ始めている。

まあ、輪廻転生もそうだけど、人それぞれ成長ペースがあるからね。

もんもーん!

しょうがないよ。

すれちがいの暴力でも、ブラックくんにとっては理不尽な暴力でしかないから。

言葉で気持ちを伝えたり、コミュニケーションをとることができたらなぁ。

そう考えたら、ぼくたち大人って、すっごいハイレベルなことやってるんだなぁ。

それこそジャズセッションみたいにね。

 

大火くんになつかれ始めたこと。

今日もモンハンの話をして、しばらく話していたらぼくは

ビーズちゃんにかるたに誘われた。

いっくん「ねえ大火、かるたしない?」

大火くん「え~やだー。いっくんやるの?」

いっくん「だって、誘われたから」

大火くん「じゃあやる」

最初しぶしぶと始めたのに、やったらやったで夢中になっていた。

小学3年年生のビーズちゃんはお正月からかるたに興味を持ち始め、

百人一首ばりの気迫を見せていた。

おやつが終わったあと、活動でテディベアを作るための準備をぼくはしていた。

今日の療育活動はぼくが担当なのだ。

そしたら

大火くん「ねえいっくん、将棋やろうよ!」

いっくん「あ、ごめん、今から活動の準備しないといけないから」

大火くん「え~、やろうよ~」

いっくん「かじさんにやってもらって」

大火くん「かじヤダ~」

いっくん「あ! ふじもんいるじゃん」

大火くん「ふじもんもやだ~」

いっくん「(なんか最近好かれること多いなぁ。大火くんもかぁ)」

なお、いっくんが大火くんから離れたあたりから

大火くんは元気が膨れ上がり、

当たったらケガするような段ボール製の棒を振り回したり、

女性スタッフに馬乗りになって顔をタコ殴りする寸前まで行ったり、

活動時には子猫ちゃんのとなりで堂々とチンコを10秒ちょっと出していた。

それでもまだおとなしかったほう。

 

去年の12月、赤オニちゃんの誕生日にプレゼントしたテディベアを

活動で作ることを楽しみにしていた子猫ちゃんが、喜んでいたこと。

一昨日の活動で自由工作をした際、取っておいてと言われた箱をぼくが

子猫ちゃんに手渡すと、彼女はにんまり微笑んだ。

覚えておいてくれたのね!! とでも言わんばかりの笑顔だ。

そして、ぼくが箱のサイズに合った小さいテディベアを作って

プレゼントすると、彼女はその箱を家の机に飾ると言いだした。

なんか、照れるなぁ。

ちなみに箱は表面が透明になっているので中のテディベアが

鑑賞できるようになっている。テディベアと一緒に発泡スチロールの

細かいものが入っており、子猫ちゃんが言うにはこれは雪の結晶らしい。

よく思いつくなぁ。

帰りに手を繋いでいる時。

子猫ちゃん「ね、あれさ、どうやって作り方調べたの?」

いっくん「ネットで調べたら出てきたんだよ」

子猫ちゃん「それで作ったの?」

いっくん「そうそう」

子猫ちゃん「なんであれ作ろうと思ったの?」

いっくん「簡単だったし、みんながよろこぶと思って」

子猫ちゃん「ネットでさ、なんて調べたの?」

いっくん「テディベア、作り方で出てくるよ」

小学六年生の子猫ちゃん、めちゃくちゃ喰いついてきおる。

 

活動の反省点としては、工作が好きな子はすんっごい想像を働かせることが

できたけど、低学年の子たちからしたら、ワタ変わりの新聞紙を模造紙で包む

工程が難しかったところ。あとやることがちょっと多いし複雑だったな。

そこを踏まえてまた次に生かそうと思う。

でも、万人のためになる療育活動はないし、

どんなものでも療育活動になると言い換えることもできるから、

たまには慣れないことをやってみたり、ふだん考えない領域を考えてみること

にもチャレンジするのは良いことなんじゃないかな。

いっつもそればっかりだったら苦行だけれど。

みんなが達成できたらぼくたちももちろん嬉しいけど、

できるできないが目的ではなくて、やってみて経験すること、楽しいという

気持ちが一番大切だと感じました。

 

子猫ちゃんなんか活動中、側のスタッフじゃなくて遠くのテーブルで教えている

ぼくに「いっさーん、教えてー! いっさーん!」

とずっと連呼してたし。

 

そんな感じですな。

 

それにしてもさいきん赤オニちゃんの視線がすごいな。

どこかでかまってあげないとな。

もういっくんと遊ぶのも予約制にしようかしら。

そんなことを思ってしまう今日この頃。

あしたは赤オニちゃんとビーズちゃんともんもんくんとおーちゃんの

学習発表会だ! 楽しみ~。

 

あと最近トーマス見たけどエンディング・テーマ見てたら、

施設の子供たちが脳内MADで流れてくる。

ソドー島みたいに事故ばっかりですよ(笑)

最後には教訓を学んでくれるといいんですが。